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2015.05.04 (Mon)

「魔法少女育成計画 JOKERS」を読みました!

コミカライズやドラマCD化などの展開も行われ、着実に長期シリーズとなりつつある「まほいく」ですが、今作はシリーズの一つの決算と言える内容でした。

厳しい体験をし過酷な状況に身を置くスノーホワイト。
出世街道を爆走し着実に権力と発言力を手に入れるプフレとそれを危険視するシャドーゲール。
しぶとく暗躍を続けるピティ・フレデリカ。

これまでのシリーズで重要な役を担ったキャラ達が一つの事件を巡って行動する様はシリーズを楽しんできた者に取ってかなり面白かったです。

ただ、その一方で今作でもシリーズの伝統に則って多くの新キャラが登場した訳ですが、存在感が薄いまま退場してしまった印象のある新キャラは少なくありません。

この点もシリーズ伝統と言ってしまえばそれまでなのですが、先述した通り今作ではシリーズ通してのキャラが多数登場しており、どうしてもそのキャラ達との差が際立つと言うか、食われてしまっている感があります。

悪い言い方をすれば「このキャラ、出て来た意味あるの?」と言うような。
え?マジカロイド44?
いや、まぁ確かに彼女も相当に不憫な役どころではありましたがr(^^;)

とは言え、全員が初登場と言える第一作とシリーズに何度も登場してきたキャラが多数いる今作では、やはり受ける印象が違うように感じます。

特に新キャラの中でも強烈な個性と活躍をしたキャラがいる事を考えると、一部のキャラの不憫さが際立ちます(T.T)

非常に面白かった本作ですが、この事を考えると2~3冊のボリュームで刊行するか、もしくはもう少しキャラ数が少なくても良かったのでは?と言う気もします。





公式サイト
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ドラマCD公式サイト
「魔法少女育成計画」ポータルページ

ドラマCD記念PV


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「魔法少女育成計画」の短編集が出るそうです!
「魔法少女育成計画(Web番外編)」を読みました!
「魔法少女育成計画」を読みました!

limited番外編
第1弾『ゴーグルと亀』
第2弾『とっととミュージック』
第3弾『魔王を討伐したいから』
特別短編『レインボーフレンドシップ』

番外編「スノーホワイト育成計画」
このラノ文庫編集部ブログ:4月(?)の月刊このラノ!

restart番外編
第1弾『マジカルデイジー第二十二話』
第2弾『チェルナー・クリスマス』
第3弾『ワンダードリーム』
第4弾『娘々@N市』

公式ブログ番外編小説掲載ページ
第1弾『ねむりんの冒険』
第2弾『ロボットと修道女』
第3弾『天使をプロデュース』
第4弾『ゾンビウェスタン』

記念すべき第1弾(右はWeb番外編などを収録した特別編集版)


restart 前編/後編


短編集


limited前編/後編


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2015.03.29 (Sun)

小説短評(「魔法少女オーバーエイジ」、「大正月光綺譚 魔術少女あやね」、「ひとつ海のパラスアテナ」)

●「魔法少女オーバーエイジ」

ちょっと気になっていた+訪問者様にも情報を頂いていた作品。
内容的にはちょっと不穏な要素がある魔法少女戦隊モノと言う感じでしょうか。

とは言え、全体的に明るいノリで進むため悲壮感のような物は無く、肩の力を抜いて楽しめる作品だと思います。

百合的には元魔法少女戦隊のさくらが主人公ましろに友人として-やや邪な感情がある気がしますがw-ゾッコンな事や、ましろがさくらの仲間達を魔法少女に復帰する事を説得、受け入れられていくと言うストーリーなので中々に楽しめます。

またそれ以外にもさくらの仲間であるくれなの妹がさくらに強烈に憧れている+ましろに嫉妬していたり、仲が悪いようで妙な信頼関係があるくれなとなつきといった仲間同士の結び付きなども見逃せませんね。
(くれな&なつきのエピソードはメロンブックス特典に掲載 直球では有りませんが、百合的に悪く無いエピソードだと思います)

気になった点はマスコットキャラがエロ親父的言動したり、妙なエロイベントが入る事でしょうか。
例えば、ましろを移動カーテン室で着替えさせて一定時間後にカーテンを落としたり、触手に捕まったり、など。

まぁこれはある意味でお約束なんですけど(苦笑)、女子であるさくらも妙にこういったイベントに食い付くんですよね。

これはもう個人的な好みなんですが、女子がこういったイベントに大騒ぎするのって、ちょっと違和感を感じてしまうので(汗)
くれなみたいに思わず見入ってしまうくらいなら良かったのですけど(笑)

少し気になった点があったものの、百合的に悪くなくストーリーも中々面白い作品でした。
今回の巻でようやくメンバーが全員復帰し次から本格的に活動していく事になる事や現役の魔法少女メンバーが他にも登場する可能性がある事を考えると続きが楽しみです。

公式サイト
魔法少女オーバーエイジ「私たち、もう変身したくありません」 | ぽにきゃんBOOKS | 株式会社ポニーキャニオンの出版レーベル




●「大正月光綺譚 魔術少女あやね」
訪問者様に教えて頂いた作品。
完全にノーマークだった+百合ハーレムな所がある作品という事で、かなり興味を引かれた作品です。

で、読了した感想ですが・・・
百合的には凄い事になっています。

主人公あやねに対してほとんどの娘が好意的なのはお約束ですが、夫と子供がいるのに弟子に手を出しちゃうとか、永い間操を守っていた師匠の貞操を奪っちゃうとか思わず「ぶはっ!」とむせてしまいそうな話が!
基本的に登場人物が百合な関係を結ぶ事に頓着しないので、百合度は常にMAXと言う感じですねw

とまぁこう書くと爛れた関係上等のコメディ作品みたいですが、昨今の魔法少女系作品のお約束でシリアスな設定がありますし、今回のお話のテーマは藤花さんの想いの行方であり、それはシリアスで純なお話です。
終盤はちょっと切ない展開でしたが、救いの無い話では無かったので個人的には◎です。

ストーリー的な面で言えば、まず情報を頂いた際に気になった点であるあやねの性格や言動ですが、個人的には気になりませんでした。
確かにBL好きだったり、両性具有の自らの使い魔"皐月"の裸を後学のためにと言って見たがったり、自分が総受けの百合ハーレムを作らなきゃとか思ってみたり、と確かにかっ飛んだ所はありましたが(笑)

個人的に女子があまりに下ネタやエロネタに食いつくのは不自然に感じてしまってあまり好きでは無いのですが、あやねの場合は好奇心が強烈が故の言動という感じでしたので。
それに、他のキャラが結構強烈な言動しますしねぇ(笑)

もう一つ気になっていた両性具有の使い魔"皐月"も個人的には問題なく感じました。
基本的に女の子として行動している上に警戒心が強いという事もあって他のキャラとそう強く絡みませんし。

気になる点を強いて挙げるとすれば、あやねの魔術によって完全に男性化する事が出来る&その性格が女好きのお調子者と言う点でしょうか。

とは言え出番はほとんど無いですし、その数少ない出番の大半はあやねに縛り上げられてM男クン状態になっているという扱いですからねぇ(笑)
少なくとも今巻で気にするほどでは無いでしょう。

そういった事より気になったのは
・魔女や魔術少女の設定がやや込み入っている
・魔女や魔術少女が大正100年と言う世界(社会)でどういう位置付け、認識されているかが分かり辛かった

と言う点でしょうか。

このため各キャラがどういった立場で何故そういう状況になったのか、というのが少し理解し辛い所がありました。
まぁ管理人の理解力が低かっただけかも知れませんし、脳みそが百合萌えで忙しくて働いていなかった事も否定できませんが(笑)

あと個人的には気になりませんでしたが、百合ハーレム要素がある+PVの挿絵であやねが戦うイラストがあると言うことで
「主人公のあやねがバシバシ戦って大活躍して皆からモテモテ」
と言う展開を期待すると、ちょっと拍子抜けするかも知れませんね。

いやまぁ、あやねがモテモテなのは間違っていないですし(笑)、それなりに活躍もしています。
ただ本作は先述した通りお話のテーマは藤花さんの想いの行方であり、どちらかと言えば戦闘要素は少なめに感じたので。

纏めるとちょっと設定が込み入った所があるものの、百合要素満載で非常に楽しめました!
続刊が前提と言う事で今回出番が少なかったキャラ達の活躍、そして更なる百合要素を期待したいと思います!

公式サイト
T-LINEノベルス公式サイト
PV



●「ひとつ海のパラスアテナ」
作品の内容を一言で言えば「海洋冒険小説」でしょうか。
流石に小説大賞の金賞を受賞するだけあって内容は秀逸であり、序盤における主人公"アキ"の過酷な生活とその状況は辛いシーンがある事もあり、かなり引き込まれました。

それは「もう一人女の子が出るはずなんだけどな~。百合要素無いのかな~。まぁでも面白いから良いか」と思ってしまうほどです(笑)

と、ある意味で心地よい諦念の気持ちで読み進めていたら・・・ちゃんと出ましたよ!ヒロインである"タカ"が!
いやぁもうそこからはお話の面白さもさる事ながら百合度もうなぎ上りで身悶えしましたよ(笑)

少年っぽい所がある("男っぽい"では無い所がミソ)アキが命の恩人である上に大人びた魅力を持つタカに惹かれるのはある意味で当たり前なのですが、タカもアキに惹かれているのが良いんですよね~。

二人の生活がキラキラと輝くように感じられる描写と相まって非常に好印象です。
またはっきりと明言されてはいないものの、二人の仲が限りなく恋愛関係のように感じられるのがポイント。

え?いつもの百合脳?
いや~否定はしませんけどね?

状況的に仕方なく男に言い拠るタカを見て、嫉妬してしまいヨットを乱暴に操船するアキ

乱暴な操船によって船酔いしたタカから男に言い寄っていたのはアキに男の目を向けさせないためと告げられ、誤解していたと謝るアキ

仲直りして同衾しつつタカへ「そっちへ行くから」と言うアキ

翌朝タカから「(アキの)ゆうべのマッサージのおかげで、肩こりもすっかりよくなったわ。~」と言われ、赤面するアキ


フンガーーー!!\(*`∧´)/
こんな甘酸っぱいシーンを見せられて妄想するなと言う方がムリだわーー!!

他にも元々気が弱い性質であるアキがタカを守るために奮起したり、アキを殺そうとする男に対して「私のアキに何するのよ!」とナイフを突き立てたるタカ等々、美味しいシーンは挙げたらキリがありません。

・・・ラストは続刊する事を考えると、百合的には少しだけ寂しいものがありましたが・・・二人の絆という点においては全く問題なかったです。

強いて難点を言えば終盤の展開が急転直下な所がある事でしょうか。
個人的には「これもまた良し」でしたが、人によってはスピード解決みたいに感じるかも知れません。

以上でしょうか。
終盤が若干バタバタっとした感はありますが、総合的に見てストーリー的にも百合的にも素晴らしい作品だと思います。

先述したように内容自体が非常に良い事と相まって秀逸な海洋冒険ガールミーツガールストーリーとなっていますからね!

タイトルやあらすじからは百合要素があるか分かり辛い所がありましたが、良い意味で裏切られました。
(「ひとつ海のパラスアテナ」は語感や最終的な読後感を考えると素晴らしいタイトルですが、内容が端的に分かるという意味では原題の「陸なき惑星のパラスアテナ ~二少女漂流記~」の方が分かり易かったですね)

巻末によると続刊の予告があり、次はアキが幼い女の子とともに絶体絶命の状況に陥るようです。
うん、つまり1年後にはこの子を自分たちの娘としてタカと共に育てるんですね、分かります!

アホか!!(o ̄∇ ̄)=◯)`ν゜)・;'

失礼しましたr(^^;)
真面目な話、非常に楽しませて貰った作品なので次回も超期待しています!

公式サイト
ひとつ海のパラスアテナ

PV




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2015.03.11 (Wed)

小説短評(「スキュラ&カリュブディス」、「百合グラドル優衣&詩歩」、「学園百合ストーリーズ」)

●「スキュラ&カリュブディス: 死の口吻」
ある種の伝奇的ストーリー作品。
麻薬絡みの事件と言う要素もあり、一見するとサスペンスミステリーのようなイメージもありますが、先ほど書いた通り伝奇的要素・・・つまり超常的な要素が強いので、そこは勘違いしてしまう所かも。
まぁ個人的には推理やトリックといった要素は苦手なので逆に助かりましたが(笑)

とは言え、事件の犯人が誰か?と言う要素は本作の楽しみに強く関わっている部分であり、迂闊にストーリー的な事を話すとネタバレてしまう可能性があるので、そこは割愛。

百合的には表紙にもなっている"此花ねむり"の感情がポイント。
ねむりはある秘密とそれによる深刻な悩みを抱えており、それが原因で孤独に生きています。
が、ひょんな事から"鈴原楓"と知り合い、段々と友達と言える関係に。

ハイ、もうお分りですね。
この二人の関係が非常に良いのです!!

作中ではあくまで友達と言う表現に止まっているものの、百合好き目線ではそんな簡単な関係じゃないだろ?と(笑)

じゃれあった拍子に身体が触れてドキドキしたり、と言うお約束な要素は勿論ですが、ねむりは最終的に楓と一緒に"生きる"事を決意します。
・・・例え楓以外の人間を犠牲にしてでも。

ねむりの決意は彼女の孤独と悩みを目の当りにしてきた読者に取って強烈な印象を与えます。
恋情とすら言えるのでは無いかと思えるほどの友情を手に入れ、楓と共に生きたいと思ったねむり。

だが、その選択は本当にねむりに取って幸せな事だったのか。
この辺りのシーンは強烈で、かなり楽しめましたね。

暗い要素も多く、結末も必ずしもハッピーエンドとは言い難い面があります。
が、楓へのねむりの想いはかなり強く百合的に非常に楽しめたのは確か。
ビターな作品も楽しめる方ならお勧めな作品ですね。

最後に余談ですが、本作には女の子好きとしか思えない妖しい魅力を持った"瀬崎愁架"と言うキャラも登場します。
彼女に魅せられた一人の女の子が暴走したりするシーンもあり、百合的にはかなり気になる存在。

事件の重要人物であるものの、そういった百合的な要素に関しては今ひとつ描写が無かったのは残念。
どちらかと言えば悪役に近いキャラでしたが、中々面白いキャラだったと思います。




●「百合グラドル優衣&詩歩 密着ラブショット」
まさかの続刊を果たしたエロ系小説発の百合作品。
第1巻が丁寧な広報で百合好きを裏切らないと周知していた事もあり、今巻も抜群の安定度。
作風の好みはあるでしょうが、百合作品である事は間違い無しです。

内容的に言えば、やはり第1巻や同レーベル発の「百合色学園寮」と同じくエロエロ&ハーレムな所があり、ここが判断の分かれ目の一つになるでしょう。
そういう意味では第1巻と劇的な変化は無かったとも言えますね。

と、こう書くと面白くなかったように聞こえますが、ちゃんと続編ならではの面白さはキッチリ押さえてあります。

例えば、第1巻では駆け出しだった主人公 優衣も多少の時間が経過した今巻では成長しており、新キャラでありグラドル新人である詩歩に対して先輩らしく接しています。
百合的に総受けであった優衣が詩歩に対しては攻めて行くシーンが多かったのは新鮮。

また、すっかり出来上がった優衣の百合ハーレム(但し総受け(笑))関係を守るために各キャラが様々な思惑を持って行動し、すれ違ったり勘違いしたりニャンニャンしたりする様は中々面白かったです。

冒頭に書いたとおり最終的にはいつもの展開へ収束して行くため、そこは好みが分かれる所でしょう。
ですが、そこを受け入れられるならば非常に楽しめる作品と言えます。

特に暗い要素がほとんど無く、不幸になるキャラや展開が無いのは◎。
明るくラブラブな作品が好みなら是非チェックをお勧めします。

本/kindle

※同じ作者様の新作
百合グラドルシリーズでは無いようですが路線は同じと言う印象を受けます



●「学園百合ストーリーズ 3つの恋花」
着実に刊行を続けている18禁百合ノベルシリーズですね。
これまで刊行された「百合グラドルシリーズ」、「百合色学園寮」は主人公が複数のキャラからアプローチを受ける、いわゆるハーレム物に分類される作品だったのですが、今回はタイトル通り三つの物語・・・3組の百合ップルのお話が楽しめる内容となっています。

どのお話も純愛かつ王道なお話となっており、これまでの作品も読み易さが重視されていましたが更にそれが強まった印象ですね。
お陰で非常に取っ付きやすく、また外れの無い作品になったと思います。

ただ、1冊の分量に3カップルのお話が収録されている関係上、1エピソード当りのボリュームは少なめ。
そのせいもあり、お話の内容も捻った展開などをやる余裕が無いため良くも悪くも素直なお話となっています。
これを物足りないとするか、読み易いとするかは意見が分かれる所だと思います。

が、個人的には今回の1冊で各カップルの馴れ初めと言う最大のプロローグをやり終えたので、今後は登場人物のほとんどが同じ学園に在籍していると言う強みを生かした物語が展開される事に期待できるのは大きな楽しみです。

本作の中でも各カップルのキャラの絡みが無かった訳では有りませんが、先述したように各カップルの馴れ初めを少ないページの中で展開する必要があり、その絡みはちょっとした会話があった程度でした。

しかし続刊すれば、例えばバレンタインなどの年中行事や文化祭などの一つイベント(テーマ)を軸に各カップルが絡んでいくお話と言うのも充分に楽しめるかと。

実際どうなるかは分かりませんが、こういった路線ならば百合グラドルのようなハーレム路線とはまた違った楽しみのあるシリーズになるのでは無いかと思われるため、そういった期待も込めて良い作品だと思いますね。

本/kindle


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2015.02.22 (Sun)

「ガールズキングダム2: サロンストラッグル」を読みました!

「ガールズキングダム~金の契約~」の続きですね。
今回は主人公みさきのルームメイト"きらら"がセラフになろうと奮闘、その騒動にみさきが巻き込まれる形で二人が"サロンストラッグル"と呼ばれる決闘に参加すると言うお話。

百合的にはみさきとお泊り&それに備えたプレゼントをしたりとちょっと楽しそうに主人風を吹かす姫子や窮地に陥った時に姫子を信じる事を選んだみさき、みさきが所属するサロンにサロンストラッグルを仕掛けた"飛鳥"とそのセラフ"めい"の関係などが見所でしょうか。

飛鳥&めいのカプはちびっ子お嬢様としっかり者メイドといった風情であり、一見するとめいの方がお嬢様のように見えるような外見でありながら、めいが飛鳥にベタ惚れという設定は美味しいです。

残念ながら今回、その描写は"テーブルマナー対決の真っ最中でありながら飛鳥の口元を拭ってしまう、めい"くらいしか無かったのですが、今後の楽しみが増えたのは嬉しいですね。

お話としてはサロンストラッグルと言う騒動がテンポ良く展開し、終始楽しめました。
特に九重姉妹のトリックスター振りが良かったですね~。

恐らく本作の影の主人公はこの姉妹。
ラスト、美味しい所を持っていく辺りもちゃっかりしていますw

作中でもこの二人は「只者じゃない」とみさきが評していましたが、今回も二人の謎は深まるばかり。
社交科生徒(お嬢様)でもおかしく無い能力と風格を持ちながら家政科生徒(メイド希望者)に甘んじているのは何故か。

普通に考えれば家が没落したパターンなのでしょうが・・・少なくとも金銭的には問題無い、と言うか標準以上の力がある事が劇中で示唆されていますし。
神楽と一緒に居たくてわざわざ家政科生徒になった、と言う展開だと百合的に萌えるのですが・・・気になる所ですね。

総じて楽しめました!
今回は「サロンストラッグル」と言う対決イベントがメインになった事もあり、百合要素はちょっと控えめな印象もありましたが、お話として非常に面白かった&今後の楽しみが増えた事もあり大満足です!


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小説短評(「ガールズキングダム~金の契約~」、「姫守の杜」)



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2015.02.03 (Tue)

「姫騎士征服戦争」を読みました!

いろんな意味で物議をかもした深見真先生の新作。
で、読了した感想ですが
思っていたより楽しく読めたものの、期待していた作風と大きく異なる点も多々あり
でしょうか。

まず百合要素に関してですが、主人公ルアナが姫騎士を調教説得して自分の隷下に置いて行くと言うのが基本的なお話の流れになっているため悪くなく、ここは期待通りに楽しめました。
説得された姫騎士はルアナにデレデレになりますしねw

では何が期待と違ったのか?
それはやはりベニーの存在・・・と言うより設定でしょう。

ベニーはルアナに対してあくまで部下として忠誠を尽くす姿勢を貫いているため、少なくとも今回の第1巻時点では百合的な楽しみを直接的には阻害していません。

が、以前に訪問者様から頂いた情報通り、設定が強過ぎる。
いや、確かにベニーも戦闘で負傷するシーンがありますし、設定的に"生体蒸気"なるエネルギーが存在する事を考えると、ベニーの武術の強さには一定の説得力があります。
冒頭に"思っていたより楽しく読めた"と書きましたが、これはこの点に対する想いが強いです。

とは言え・・・それはベニーと周囲の強さのバランスがケンシロウVSモヒカンだったと思っていたのがケンシロウVSデビルリバースだったくらいの差異で、やはりベニーの強さがバランスブレイク寸前に突出している感は否めません。

第1巻では抑え気味なところがあり一定の緊張感や説得力がありましたが、今後の展開が「ベニーが本気出せば解決」みたいな状況になっていくようでは少々味気無く思います。

またベニーが主人公ルアナの活躍を奪う形になっている事も気になる点の一つ。
特に視点がベニー視点で進むパートが多く、これがその印象に拍車をかけています。

これは作品その物に問題があると言うより広報に問題があるように思います。
管理人がWeb公式サイトで感じた印象は「女性主人公であるルアナが大活躍しつつ、それに振り回されるベニー達、部下の面々」と言う印象でした。

が、フタを開けてみれば最終的にはベニー視点描写多め+武力的には多少の苦戦をしつつもベニーが他を圧倒して解決と言うもので、予想と期待とは結構なズレがありました。

作中の中盤における戦闘描写で"騎士"の姿勢をベニーが技で崩し、そこをイアンが力で叩き伏せるというシーンを見た時は「何だ、思ったよりバランスの取れた戦力関係じゃないか。」と感じ、訪問者様の情報(認識)が過大だったんじゃないか?とすら思ったものですが・・・。

直接には確認を取れていないものの、本作は雑誌ではベニーのハーレム物のようなニュアンスの紹介がなされていたと言う情報もあり、どうも本作の広報にはチグハグな印象を受けます。

作品的には充分に楽しませてもらいましたし、ベニーも決して悪いキャラだとは思いません。
しかし、事前の印象とかけ離れた印象を受けた面も多く途惑ったのは確か。

百合的にも物語的にも今後の展開と方向性次第で評価が分かれる作品だと思います。


「姫騎士征服戦争」公式サイト
富士見書房 | 姫騎士征服戦争

当サイトの関連記事
百合小説情報を頂きました!(「姫騎士征服戦争」感想情報)

百合要素がありそうな小説情報を頂きました!(「姫騎士征服戦争」、「堕天のシレン」)

本/kindle


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22:36  |  他事 小説(作品紹介)  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2015.01.06 (Tue)

小説短評(「ガールズキングダム~金の契約~」、「姫守の杜」)

●ガールズキングダム~金の契約~
訪問者様から教えて頂いた小説。
元は同人誌で刊行された作品だったようですが、現在はkindleで販売されているため比較的手軽に購読出来ます。
※イラスト無しならばpixivで第1話は無料で読めるようです。

で読了してみた感想ですが
以前に書いた紹介記事で言及した通り設定が非常に魅力的で、ストーリーも王道を押さえた明るく読み易い作品
と言ったところでしょうか。
※当サイトの以前の記事
百合要素のある小説を教えて頂きました!(「ガールズキングダム:金の契約」)

設定に関しては色々と妄想の広がる設定なのが◎。
この第一作目でも早速、メイドの専属雇用を約束した"セラフ"を二人抱えるお嬢様が登場しますし、熱烈にセラフになる事を希望する主人公のルームメイト きららも登場します。
続刊で更なるキャラと多彩な関係が垣間見れる事が期待できますね。

ストーリー的にも学園の主旨から凄まじく浮いた存在になっているみさきと様々な事情からみさきと出会うまで契約をしてこなかった姫子。
この二人の関係が非常に良いですね。

これまでセラフを持たなかった事もあって他人にお世話してもらうお嬢様気分をはしゃぐように楽しむ姫子、そんな姫子に対して不器用ながらお世話をしつつもだらしない所には容赦なく突っ込むみさき。
そして入浴シーンで姫子の美しさにみさきがクラクラすると言うお約束(笑)もキッチリ押さえてあります!

今回のお話ではまだ契約直後と言う事で、二人の主従としての関係はスタートしたばかりです。
今の所は主従と言うより友達関係のような二人の関係と気持ちがどう変化していくのか、今後のお話が非常に楽しみです。
※訪問者様から頂いた情報によるとイベントで4巻くらいまで刊行されているようです。




●姫守の杜
「ガールズキングダム~金の契約~」の同じ作者様の作品で、「ガールズキングダム~金の契約~」が短編連作なのに対し、こちらは長編1本・・・感覚的にはラノベ1冊分くらいのボリュームの作品です。
そのため、価格的な事を考えるとこちらの方が読み応えとお得感が強いですね。

で、肝心の内容ですが、内容的にもラノベっぽい・・・端的に言うとハーレム物っぽいです(笑)
そう思える要素を簡単に挙げていくと
・主人公"鈴音"は幼い頃の記憶が曖昧でそれに対する漠然とした危機感があるもののごく普通の女子高生として生活している。
・ある日、突然に謎の手紙による呼び出しを受けて母親と共に幼い頃を過ごした京都へ
・そこで鈴音にベタ惚れな幼馴染2人と好意的なネコミミ幼女と出会う
・少しずつ甦る記憶、状況を把握できない鈴音の裏で進行する思惑・・・事態が極まった時、鈴音は!?

といった感じでしょうか。

まぁお話の筋に関してはともかく、いきなりベタ惚れな美少女2人と出会う辺りは管理人が持つラノベのイメージまんまですねw
主人公が女の子=百合だから全然良いですが!

と言うか、男性主人公だと見飽きるレベルだったパターンの展開が女の子主人公になるだけで、これほど心地良いとは・・・!
そりゃこの手の作品が無くならない訳です。
逆説的にですが、すっごく納得しましたヨw

と、少々話が逸れましたね。
百合的には先述した通り、鈴音にベタ惚れな幼馴染が二人登場します。

感情的にはほぼ恋情と言って良いレベルで、積極的な娘の方は「この身は鈴音に捧げるといったはず。ワタシは子供を作る気も魔力を誰かに継がせる気もない。」と発言したり、布団に潜り込むと言うお約束もバッチリと非常にニヤニヤさせて貰えます(笑)。
勿論、もう一人の奥ゆかしい娘と鈴音を取り合うような描写も完備です!(笑)

とは言っても二人ともライバルにして親友と言う関係なので、本気でギスギスした関係では無いです。
そこはビター好きな方には物足りないかも知れませんね(笑)

と言う事で終始ニヤニヤ&楽しませて貰った本作ですが、個人的にはちょっと気になる点も。
それは鈴音自身の努力が見え辛かった点でしょうか。

これは鈴音の記憶が曖昧であると言う設定上、仕方ない面もありますしストーリ上の流れも不自然では無いのですが・・・事件を解決出来たのは過去の出来事や血統、周囲の助力と言う感が非常に強く、意地の悪い見方をすると「結局は運の良さの勝利」とも見れてしまう所があります。

劇中、鈴音は鈴音なりに努力して事態の解決に臨もうとしている事が伺えますし、最後はキッチリ決めましたが・・・自身の力で活躍したと言う印象は薄いです。

まぁボリュームの事を考えると、そういった主人公の成長物語までじっくりやるのは難しかったでしょうから、そこを突くのは酷かな?とは思いますけどね。

最後に少々辛口な事を書きましたが、非常に楽しく読ませて貰いました。
挿絵枚数こそ市販のラノベに比べると少なめですが、価格を考えると充分過ぎるクォリティで大満足の一冊でしたね。



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22:09  |  他事 小説(作品紹介)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.10.20 (Mon)

小説短評(「東京地下廻路(アンダーサーキット) ~魔法少女大戦~」、「銀河女子中学生ダイアリー」、「メイド喫茶ひろしま」)

●「東京地下廻路(アンダーサーキット) ~魔法少女大戦~」
様々に展開している作品「魔法少女大戦」のノベライズ。
公式ブログで公開されたイラストや訪問者様から頂いた情報から期待度の高かった作品ですが、期待通り百合要素は強めでしたね。

メインは公式の紹介文で察せられる通り美波と凛でお風呂でキャッキャウフフだとか、好きと言い合うとかニヤニヤするイベントが多め。
また二人に協力するレンと言う魔法少女も凛に助けてもらった事があったり、美波を何だかんだ言って助けてやったりと、これまた妄想しやすいですw

ストーリーもやや展開が読めるところがあるものの、その分王道と言える展開で手堅く面白かったです。
総じて良い作品である・・・のですが、だからこそもう少しボリュームが欲しかったとも。

と言うのも、本作では美波と凛の絆の力でもって強大な敵に立ち向かわなければならないシーンがあるのですが、その強敵に打ち勝てるほど美波と凛の仲が進展していると思い辛いところがあるから。

先述した通り、ニヤニヤするようなイベントを経て(笑)確かに二人の仲は良くなっているのですが、強敵の強さや設定を考えるとそれに勝てるほどお互いが特別・・・スペシャルな相手になっているのかな、と。

特別な相手(絆の強い相手)として、美波の場合は祖父に対して大切な家族である事や初恋の相手である事が強調され、凛の場合は詳しくは描写されていないものの過去に致命的な状況に陥っていたレンを助けていたことなどを考えると、果たして二人が強敵に勝てるほど絆が強くなっていた事はやや説得力が弱い気もします。

特に美波はおバカと言える程にお人好しな面がある=ほとんどの人間に対して好意的という面があり、凛がスペシャルな存在であると言う事が伝わりにくかったと思います。

お話としてよく纏まっていますし百合要素もありで非常に楽しめた作品ですが、だからこそ美波と凛とのエピソードがもっと充実していれば・・・欲を言えば前後編2冊くらいのボリュームで展開されていたら、お話としても百合的にも更に良い作品になったのでは、と言う気もします。




●「銀河女子中学生ダイアリー」
良い意味で公式の紹介文そのままの作品。
アオリ文の通り、ゆるふわな雰囲気ながら主人公"トモエ"と"サヤ"は冒険と呼ぶべき行動をしていますし、国家に関わる陰謀が動いていたりと、肩の力を抜きつつも先の展開が気になる作品となっています。
個人的には大好きな作風で好感触ですね。

百合的にはまずトモエの相棒であるサヤが注目。
ポジション的には時に大胆な行動を取るトモエのフォロー役と言う所なのですが、もう所々でトモエにメロメロだよね?みたいなシーンがあるのが(*'д`*)ハァハァ・・

この手のキャラのお約束で普段はトモエに「バカ、バカ」言っているのですが、事故でトモエを押し倒してドギマギしたり、他の女がトモエに抱きついたり馬鹿にしたりすると相手に突っ掛かったりと、トモエが好きな事がバレバレw

終いには「(トモエをバカと言った相手に対して)アンタのバカには愛が無いのよ!」とか言い出す始末。
思わず「この人、自分で愛って言っちゃってるよ!!」とツッコミ入れましたよw
トモエの方も少なくとも親友としてサヤを好いているので、かなり萌えますね~

他にもトモエ達に救われる王女の臣下で、その王女にメロメロな"コダチ"、トモエ達をライバル視する"アリーサ"と百合的に楽しめる&今後に期待できるキャラが多数。
ストーリーも一区切り付きつつも、ようやく動き出したばかりと言う感じで百合要素も合わせて今後が非常に楽しみな作品です。

最後に余談ですが、本作は女の子が主人公の作品と言う事で、やはり業界的に厳しいのでは?と言う懸念が出たようです。
そこで作者様はトモエ達と同世代の男性キャラを出そうか悩んだそうですが、編集担当さんの
「中途半端はよそうぜ」
の一言で今の路線に落ち着いたのだとか。
(ちなみに本作では美青年キャラは登場するものの、作者様曰く(後書きにて)トモエ達と直接接触しないままになるかも?との事で、あくまで脇役に徹するようです)

個人的にこれは大正解だと思います。
百合的に安心出来ると言うのが最大の理由ですが(笑)、本作は元々挑戦的な作品な訳ですからそういった中途半端は失敗した時にしこりになると思うんですよ。

と言うのも、もし本作の結果が芳しくなかったとして今の路線-つまり当初の予定通り-のままならば「元々厳しい路線で挑んだのだから、この結果も止む無し」となりますが、先述したようなテコ入れ・・・悪く言えば中途半端に業界の主流に迎合するような路線で失敗したら「こんな中途半端な事したから・・・」と言う話になっちゃうと思うんですよね。

まぁあくまで"if"の話ですから、ここで云々言っても仕方ないですが。
何にせよ、百合的に美味しいのは大歓迎なので是非このままの路線で続刊していって欲しいものです。

本/kindle



●「メイド喫茶ひろしま」
内容をざっくり言うと
”やんちゃな女子高生"多麻"は昏睡状態に陥った祖父に代わって喫茶店を切り盛りする事に。
偶然出会った&一緒に働く事になった葉月の采配でメイド喫茶になってしまったり、繁華街の近くだけあって"その筋"の人間と小競り合いしたりと、ちょくちょくトラブルは発生したものの経営そのものは順調に推移。
が、そこへ葉月の実家の問題が浮上して・・・。”

といったところでしょうか。

物語としては主人公の多麻が肝心な所で負けてしまう局面が多く、やや盛り上がりに欠ける印象はあります。

とは言え腕っ節の強さと気風の良さを兼ね備えてはいるものの、ただの女の子である多麻が大人や世間の厳しさ相手に一人で何でもかんでも解決できるはずが無いので、そこはリアルと言えばリアルですし物語としておかしい要素はありません。
なので、ここは好みの問題でしょうね。

百合的には葉月のキャラ紹介が「多麻への恋心から店に手伝う事に」となっていたり、物語後半ではその恋が母親公認である事が仄めかされたりと悪くありません。
葉月は多麻を想うとすぐに鼻血を出すので、ややコメディ寄りではありますがw

ただ・・・葉月が多麻を好きになった経緯や心情があまり語られなかったため少々感情移入し辛い面があり、そこはやや消化不良な感も。

続刊するかは分かりませんが、もしするのなら葉月の恋心を更に掘り下げて欲しいと思いますね。

まぁ状況的に言って葉月の多麻への恋は一目惚れから始まったと思われるので「突然始まる恋もあるんだよ!野暮な事言うな!」と言う事かも知れませんけどr(^^;)

やや辛口な事も書きましたが全体的に言えば明るいお話ですし百合要素も恋とされており、かなり楽しめる作品ですね。



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22:19  |  他事 小説(作品紹介)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.08.31 (Sun)

艦これ小説短評その2

艦これ小説の短評です~。
今回はTRPGリプレイも記事にしていますので、参考になれば・・・と思います。
※当サイトの以前の記事
艦これ小説短評


●「艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 一航戦、出ます!」2巻
相変わらずタイトルに反して一航戦の出番が少ない第2巻です(笑)。
内容としては良くも悪くも第1巻と同じ雰囲気であり、お話としては面白かったです。

ただ百合的な描写は減った印象で、そこはやや残念。
とは言え"減った"だけであり、百合要素を否定したり急激に提督が出張る(男女モノの要素が強くなる)ようになった訳では無いので、個人的に悪印象は無かったです。
第1巻が楽しめた&完全百合目的で無ければ、普通に楽しめる作品かと。

本/kindle



●「艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!」3巻
今回も陽炎ハーレムにメンバーがまた一人増員!
と言うのは冗談ですが(笑)、今作で初登場の叢雲と陽炎の絡みが非常に百合的妄想を刺激してくれたのは確か。

またツンデレキャラを通り越して面倒臭い彼女みたいなキャラになっている曙も◎
今作でも曙は陽炎に何だかんだと絡む訳ですが、要約するとそれって「アンタ(陽炎)の事、こんなに好きにさせたんだから責任取りなさいよね!」って事だよね?と言いたくなりますw
またあきつ丸と叢雲や少量ながら熊野&鈴谷の絡みもあり、これも百合的に悪くないかと。

物語としては第十四駆逐隊の新しい赴任先のリンガ泊地のメンバー(老提督、叢雲、あきつ丸)の関係ややり取りが面白く、王道の展開と相まって非常に楽しめました。

あっと驚くような仕掛けは無かったものの、物語的にも百合的にも楽しめた作品です。

※特装版 小冊子
挿絵イラストレーターの方による漫画とゲストイラストレーターの方々のイラストが収録。
漫画は不知火が陽炎と一緒の部屋で寝たいと言い出したのに対して第十四駆逐隊の面々がああでもない、こうでも無いと揉めるというもの。
ページ数も短く特別濃い百合要素がある訳ではありませんが、シリーズを楽しんでいる方に取っては「不知火が陽炎と一緒の部屋で寝たいと言い出す」と言うシチュエーション自体がご褒美ですよw
個人的にはかなり楽しめましたね。

イラスト集は(当たり前の話ですが)美麗なイラストばかりで目を楽しませてくれます。
ただ、本シリーズでは出番の無い艦娘が描かれていたりと、本シリーズでの小冊子に掲載するイラストとしてはどうか?と言う面はあります。
個人的には大北イラストのような百合要素を感じるイラストもあったので、まぁ良いかな~と言う感じですがw

本(特装版、通常版)

kindle(特装版、通常版)



●「艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆」2巻
第1巻はあまり合わなかった作品ですが、今作になって非常に楽しめるようになりました!
大戦中の記憶(艦としての記憶)が重要な要素となっているのは第1巻と同じですが、今作では解説はそこそこに、その記憶に対して各々の艦娘がどう思っているかの描写に比重が置かれキャラに感情移入できるようになったと思います。
お陰で物語として魅力的な作品になったと感じます。

百合要素は豊富とまでは言えないものの、大戦時に悲惨な末路を遂げた比叡を気遣う榛名や同じく苦い記憶を持つ大和を気遣う矢矧(第二水雷戦隊のメンバー)などが見どころ。

あとこれは個人的な意見ですが、大和&瑞鶴というほとんど接点の無いカプの可能性を開いたのは大きいと思います(笑)
(ちょっと絡みがあったくらいで妄想すな!と言われそうですがw)

本/kindle



●艦これRPG リプレイ願いは海を越えて 1巻
TRPGである艦これRPGのリプレイですね。
ルールブックにリプレイは収録されているものの、丸々一冊リプレイと言うのは今作が初。

内容をざっくり言うと金剛、熊野、木曾、瑞鳳によるコメディ寄りストーリーでしょうか。
勿論、リプレイですので小説のように純粋にストーリーを楽しむ形式ではありませんが、その分とんでも無い展開になったり、その展開にプレイヤーの皆さんが突っ込んだり、プレイヤーの皆さんが提督(ゲームマスター)を出し抜こうとしたりとリプレイならではの面白さがあります。

艦これRPGをプレイする上で役立つかどうかは管理人ではちょっと分かりませんが、お話としては楽しめましたね。

百合的には熊野役のブリドカットセーラ・恵美さんが「鈴谷、鈴谷」とちょくちょく登場するNPC鈴谷に絡むのが見所かな。
「鈴谷を甘やかす・・・うん、いいですわね。」
「う、うーん。鈴谷の前で醜態を晒すわけには・・・」

等々の名(迷?)台詞が飛び出しますw

ブリドカットセーラ・恵美さんは艦これRPG収録のリプレイ(この時は夕張でプレイ)でもNPC島風と仲良くなろうとされていましたし、百合好きとまでは行かなくても女の子同士が仲良くなる事を楽しめる方みたいですね。
・・・艦これRPG収録のリプレイでは「愛宕さんのおっぱいが~」云々仰っておられたので、単に女の子好きなだけかも知れませんが(笑)

本/kindle


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22:17  |  他事 小説(作品紹介)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.08.12 (Tue)

「魔法少女育成計画 limited(後)」を読みました!

さて、毎度の事ながら発売から大幅に遅れての感想です(汗)
(もう新刊である「JOKERS」が刊行されていると言うのに・・・)
一応ね、気にはしているんですよ!気には!!
・・・と余計な愚痴はさておき。

今回のお話は"limeted"と言う事で事件の舞台が限定されているものの、その範囲が街一つと言う広大な物である事や一部の魔法少女は行動を秘匿する気がほとんど無いため、タイトルとは裏腹な印象でした。

・・・読み終わるまでは。
管理人としては今回の"limeted(限定)"と言うタイトルは、今回の事件が"限られた人物"によって"限られた状況"が作られたから、だと感じています。

これまでの事件も黒幕が存在し事件を左右していましたが、それらは尽く計算外、想定外の事象によって頓挫させられました。

が、今回は終始、黒幕の思い通りと言って良い状況でした。
何せ、事件の当事者達は恐らく黒幕が存在した事自体に気付いていないでしょうから。

そういう意味では生き残りが一番多かったにも関わらず、これまでのシリーズ作品の中で一番苦々しい結末になった作品です。
ですが、今回のラストは次回以降の作品への大きな布石となっており、先の展開を大いに楽しみにさせてくれてもいます。

次回以降、今回の黒幕がどうなるのか、今回の生き残りの運命はどうなるのか、そして今回は出番の無かったスノーホワイトはどう出るのか?
これまでの展開が収束していくであろう今後の展開が非常に楽しみです!


limited前編/後編


新刊 読むのが楽しみでもあり怖くもあり、です



当サイトの関連記事
「魔法少女育成計画 limited(前)」を読みました!
「スノーホワイト育成計画感想(Web番外編)」を読みました!
「魔法少女育成計画Episods」を読みました!
「魔法少女育成計画 restart(Web番外編)」を読みました!
「魔法少女育成計画 restart」を読みました!
「魔法少女育成計画」の短編集が出るそうです!
「魔法少女育成計画(Web番外編)」を読みました!
「魔法少女育成計画」を読みました!

limited番外編
第1弾『ゴーグルと亀』
第2弾『とっととミュージック』
第3弾『魔王を討伐したいから』
特別短編『レインボーフレンドシップ』

番外編「スノーホワイト育成計画」
このラノ文庫編集部ブログ:4月(?)の月刊このラノ!

restart番外編
第1弾『マジカルデイジー第二十二話』
第2弾『チェルナー・クリスマス』
第3弾『ワンダードリーム』
第4弾『娘々@N市』

公式ブログ番外編小説掲載ページ
第1弾『ねむりんの冒険』
第2弾『ロボットと修道女』
第3弾『天使をプロデュース』
第4弾『ゾンビウェスタン』

公式サイト
このライトノベルがすごい!文庫 » このライトノベルがすごい!文庫

ドラマCD&グッズ公式サイト
「魔法少女育成計画」ドラマCD
とらくじミニ「魔法少女育成計画」

記念すべき第1弾(右はWeb番外編などを収録した特別編集版)


restart 前編/後編


短編集


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22:22  |  他事 小説(作品紹介)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.07.02 (Wed)

小説短評(「特別時限少女マミミ」、「百合グラドル」、「百合色学園寮」、「鹿乃江さんの左手」)

●「特別時限少女マミミ」
特殊な能力を持つ少女が主人公、と言うのは創作では良くあるパターンですが、本作ではそれに加えて銭ゲバ属性があると言う独特な主人公です。

百合的にはマミミ、夜長、鹿ノ子の三角関係的関係や重大事件を起こした犯人の動機がパートナーへの想いだったりと見所は多いですね。

ただ、これは以前に頂いた情報にもありましたが、鬱展開とも言える設定があり、その問題がスッキリ解決しなかったのは何とも言えないところ。
※当サイトの関連記事
百合小説情報を頂きました!(「特別時限少女マミミ」感想)

マミミが銭ゲバ的思考による解決、救いを提示、実行していく展開は中々面白く、変な奇麗事や精神論で〆なかったのは良かったのですが・・・。

そのため百合的にもストーリー的にも見所はあったものの、釈然としない感も強く評価が割れそうな作品と感じました。
訪問者様から頂いた情報によると続刊の構想はあるそうなので、それが無事に刊行&どういった内容になるかで、また大きく印象が変わる作品だと思います。
※訪問者様から頂いた情報によると、作者様のTwitterによると続刊は無いとのこと。
(情報ありがとうございます!)
管理人はそのツィートを確認出来ていませんが・・・残念な情報です。




●「百合グラドル・優衣 禁断ガールズラブ」
百合作品刊行は実に数年振りと言うエロ系小説レーベルから刊行された作品。
恐らく近年における百合ジャンルの高まりを受けて刊行されたと思われるのですが、出版社の公式ツィッターにおいて
・男性が乱入しないと明言
・売上次第で百合物を再び刊行すると告知(この告知は既に実現しています)

など、百合好きの心配の種や期待に丁寧に応えるツィートをしており非常に好感が持てる広報を行っていました。

また内容的にも
・表紙イラストは可愛さを重視したエロ過ぎないイラスト
・内容は基本的に女の子オンリーと告知通り
・百合関係を否定する言動はほとんど無し

と、これまた百合好きに取って好感の持てる内容。

エロ作品を許容できる方なら手堅く楽しめる作品と言えるでしょう。
惜しむらくはストーリーや作中の人間関係がエロ作品では有り勝ちなちょっとした波乱だけで全員仲良し&エロエロ(笑)で丸く収まってしまう展開だった事でしょうか。

とは言え、エロ系の作品では百合作品はまだまだ不利な状況であり、数年振りの再登板第一作が安定&好まれやすい作風で刊行されるのは当然と言えば当然であり、それを咎めるのは酷と言うもの。
むしろこれだけ百合好きに好まれる作品に仕上がるようにした丁寧な仕事振りを賞賛すべきかと思います。

本/kindle

※kindle以外にも電子書籍版あり
百合グラドル・優衣 禁断ガールズラブ - 電子官能小説 - DMM.R18
百合グラドル・優衣 禁断ガールズラブ DLsite.com


●百合色学園寮 恋人はルームメイト
「百合グラドル」に続いて刊行された百合エロ小説第二弾。
以前にかなり真剣な三角関係展開をしているとの情報を頂き、記事にした&楽しみにしていた作品。
※当サイトの関連記事
百合小説情報を頂きました!(「百合色学園寮」感想)

で読了した感想ですが
ややご都合主義的に収まっている感もあるが、作品のレーベルを考えると最大限にストーリー性(三角関係)を展開、楽しませて貰えた。
でしょうか。

以前に頂いた情報を元に書いた記事では"作風が変わったようです"と記事にしたところ、"作風が変わったとまでは感じなかった"と言うコメントを頂きましたが、確かに作風が変わったと言うと言い過ぎだったと感じました。

と言うのも、先述した通りややご都合主義的に収まっている所(要は全員仲良し&エロエロ(笑))があり、そこは百合グラドルと一緒と言えます。


・キャラ数が減った分、キャラの設定や掘り下げが増えている
・最終的にはともかく、三角関係はかなり真剣に展開
・三角関係は丸く収まったものの、新たな火種が燃える展開も想像できる余地がある

と、個人的には読み応えは良くなったと感じましたね。

終盤の展開に関しては本レーベルがエロハーレム展開を推奨している所があり、良くも悪くもこれが本レーベルの特徴かと思います。
それを考えると、これはもう好みの問題かも知れません。

ただ、本作のラストはこのままキャッキャウフフの仲良し路線で行くか、また真剣な三角関係が展開するか、どちらのルートも想像できる終わり方をしていたのは個人的に◎。

この手の作品が続刊する事は難しい傾向がありますが、この3人の関係の続きを読んでみたいですね。
あ、あと書き忘れていましたが、百合グラドルと同じく本作もブッチギリの百合作品ですのでご安心を(笑)

本/kindle

※kindle以外にも電子書籍版あり
百合色学園寮 恋人はルームメイト - 電子官能小説 - DMM.R18
百合色学園寮 恋人はルームメイト DLsite.com


●鹿乃江さんの左手
「からくさ萌ゆる」、「闇に散る」、「薄墨桜」の3本が収録された短編集的作品。
作品紹介のあらすじを読むと、学園の魔女を中心にした怖い系の作品のように感じます。

確かに所々でゾクゾクっとするような場面はあるものの、最終的には怖いと言うより爽やかな印象が勝る作品でしたね。
どちらかと言えば、ちょっとした学園ファンタジーといった印象の作品。

百合要素に関して言うと「薄墨桜」が女性教師と女子生徒のラブストーリーと言える完全な百合作品となっており、かなりオススメ。
(他の2編も女子生徒同士の関係がメインとなっており、個人的には百合的にも楽しめました)

ヒロインと言うべき女子生徒 冴木さんのセリフ
「人並みの幸せとやらを捨てる気にはなりましたか?」
は十指に入る百合的名ゼリフですね!

ラノベなどとは違い挿絵イラストが無いためビジュアル的には寂しいものの、ストーリー自体は明るめ(ちょっと切ない場面もありましたが)で、非常に読み易く楽しめました!

直球な百合作品は3本中1本とボリューム的には厳しい面があるものの、他2本もお話としては面白かったので是非チェックして欲しい作品です。



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